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クッションフロア(CF)の仕上がりは、ジョイント溶接次第
木目柄(ウッド柄)の場合は特に、丁寧な柄合わせとジョイント溶接で仕上がりが変わります。
このジョイント溶接を省略すると、数か月後には目地の隙間が開き始め、湿気やゴミが入り込み、やがてめくれてきます。
手抜き工事でも、施工直後は分からないことが問題!
クッションフロアの柄合わせ
柄合わせをしたら、ボンドを入れて貼り付けます。
その際、ジョイント部分はカット(重ね切り)してから改めてボンドを入れた方がきれいに仕上がりますので、40cm幅(ジョイントから左右20cm分)くらいは、ボンドを入れずに残します。
縦溝(凹)を合わせ、下側、上側CF共に縦溝をまたぐようにマスキングテープを貼ります。
ジョイントのカット
上側の縦溝の2ミリほど外側を、アルミ定規などを使ってカットします。
この時、溝の凹部内で切らないことがポイントです。
溶接方法(コールドシーム、パーフェクトシーム、シームシーラー)
CFをめくり、ボンドを塗って、ローラーで丁寧に圧着。
上側と下側CFの、マスキングテープの継ぎ目にコールドシームA(別称:パーフェクトシーム)を流し入れます。
コールドシームA(パーフェクトシーム)の形状
参考画像 サンゲツ BB387
針状の先端を継ぎ目に入れると、その針を伝ってシーム液が出てきます。室温によって粘度が変わるので、速度を調節しながら適量を流し入れます。
途中でコールドシームを持ち上げる時は、アルコール除菌シートなどでシーム液を受けるようにします。仕上げ面に垂らすと、表面を溶かしてしまうので要注意。
マスキングテープの上に残っているシーム液は、手でなじませ乾かします。
マスキングテープをはがすタイミング
シーム液が半乾きのうちに、マスキングテープをはがします。
乾燥すると、シーム液とテープがくっついてしまうので要注意です。
クッションフロアのジョイント溶接 仕上がり
まとめ CFのジョイントをきれいに仕上げるコツ
1 上下の縦溝をきれいに重ねる
2 カット(切る)前に、マスキングテープを貼る
3 カットする位置は、溝の凹部ではなく、肩から2ミリ外したところ
4 マスキングテープの隙間にシーム液を入れ、半乾きのうちにテープをはがす
最近の賃貸では、フローリングやフロアータイルに需要がシフトしていますが、賃料との兼ね合いでウッド柄のクッションフロア(CF)の需要もまだあります。
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