目次
防音フロアの上に施工できる床材は…
新築時からL45防音フローリングが施工されている賃貸マンションです。
フローリング表面の単板が傷み、このままでは募集をかけられないが、収支を考えると総貼替は厳しい…というご相談でした。
通常のフローリングが傷んだ場合、予算を抑えるためにサンゲツや東リの「フロアータイル」を施工するのが主流になっています。
しかし防音フローリングにフロアータイルを施工しますと、歩行を繰り返すうちに必ずボンドがはがれてしまうため、防音フローリングには施工できません。
防音フローリングの上に施工できるフロアータイル 株式会社NAGATA エコクラテツフロア
注記:これは、2018年の施工例および情報です。現在、この施工方法では対応しておりませんのでご了承ください。代替工法として、同じく、株式会社NAGATA 様より発売された、”OFLOOR”をご検討いただけます。L45直貼り防音フロアに重ね貼りできる床材として開発された商品です。
メーカー側は、防音フローリングの上からの施工は、△としています。
エコクラテツフロアの梱包
「フロアータイル」と荷姿は同じです。
3.15㎡/1梱包ですが、厚みがある分重いです。
追記:エコクラテツフロアも新しくなりました。新商品のメーカーサイト
現在は、2.1㎡/1梱包になり、重さが2/3になりました。
エコクラテツフロアの仕上がり
仕上がりも、フロアータイルとほぼ変わりません。(写真;DSS802)
定番のWOOD柄が12色、アンティーク調の木目(新柄、廃盤あり)もあります。
エコクラテツフロアの裏面
特殊なすべり止め加工がされており、基本は置敷き施工です。ただ、すべり止め加工した面同士がしっかりとくっついているので、引きはがす必要があります。
エコクラテツフロアの切断面
ガラス不繊布が入っているので、寸法安定性に優れています。
施工方法
サンゲツ、東リのフロアタイルと同じです。
唯一の違いは、ボンド接着が不要という点で、めくれ易い箇所にのみピールアップボンドを施工します。
ドア下の見切り材(沓摺)はカットしてフラットに仕上げました。
4.5ミリ厚ですので、ドアに干渉する場合は、アンダーカットします。
*一般的なフロアタイルは、2.5~3.0ミリ厚。
エコクラテツフロアの仕上がり、歩行感
施工後に歩行しますと、タイルの継ぎ目が少し浮き上がる感じはありますが、すぐに元に戻ります。
防音フローリングを総貼替するだけの予算がかけられない場合の一つの選択肢になります。
傷んだ防音フローリングのリフォーム、どうしよう…
お気軽にご相談ください。ご予算、工法ごとのメリットデメリットを合わせてご提案いたします。
弊社営業エリア内でしたら、お見積りも無料です。