屋内コンクリート階段のリフォーム カーペットからフローリング施工例

マンション最上階メゾネットタイプ コンクリート階段のリフォーム

カーペット(じゅうたん)仕上げの階段を、すべてフローリングで仕上げたいとのご相談です。

屋内階段があるメゾネットタイプのマンションリフォームです。

永大産業(EIDAI)DKS階段(ダイレクトシリーズ)

コンクリート階段に施工できるフローリング材の階段は、この商品以外、ほとんどリリースされていません。

 

築25年の室内階段 カーペット仕上げ

下地がコンクリートのため、一般的なリフォーム階段部材では施工できません。

カーペットはがし、ケレン

カーペットの裏地にクッション層があるカンガバックという商品です。

コンクリート階段にボンド接着されていますので、きれいにケレンします。

最上段(上階の廊下)は鼻先が木で造作してあり、踏み幅が他よりも5センチ狭いので、解体して広げます。

踏板の断面と鼻先の納まりイメージ

接着面(最下層)にはクッション層があります。

カットした踏板と、現場合わせで加工した蹴込板
段ごとに微妙にサイズが異なるため、ナンバリングします。

踏板の仮合わせ

特に段鼻とコンクリート下地の間に隙間が出ないよう微調整します。

専用ボンドはエポキシ系2液タイプ

混合したボンドを、くし目をしっかり立てて塗り、踏板から施工していきます。

角度調整ように加工した5.5ミリのベニヤを、蹴込みの下地として施工します。

最上段の段鼻は、リフォーム階段用部材で

廊下のフローリングと色を合わせるため、ノダのリフォーム階段用を取り寄せ。

廊下のフローリング端部に、段鼻部材のモール部がぴったりかかるよう下地の高さ、厚みを調整します。

ウオールナット色の笠木も交換します。

EIDAIの笠木 色調もぴったりです。

蹴込は、フローリングとメーカー、同色のリフォーム部材を取り寄せ

踏板と蹴込の色を変えるのは、最近のトレンドです!

踊り場はフリー板で

さねはありませんが、2枚を柄合わせして施工

2段巾木できれいな納まり!

コンクリート階段なので、レベルがバラバラですが、2段巾木を採用すれば、段鼻と蹴込の段差もきれいに納められます。最上段だけ廊下の床色と統一。

ダイレクトエクセルシリーズのDKS階段に関する施工要領

この製品については、カタログに記載されている情報しかありません。(2018年現在)

商品の箱に記載されている施工要領が事前に分かると、もう少し段取りが楽なのではないかと思います。

参考資料として

 

コンクリートの屋内階段自体がそれほど多くないため、フローリングへのリフォーム例が少ないようです。

そのため、他社に相談した時は、「フローリングにはできません」「クッションフロアで我慢するしかない」「カーペットで張り替えるのが一番」などの回答ばかりだったようです。
弊社では、可能な限りお客様のご希望に添えるよう、調査をした上でご提案をいたします

どうぞお気軽にお問い合わせください。

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